初めて1人で飛行機に乗った18の冬の話
1人で飛行機に乗るのが別になにも特別なことじゃなくて、むしろ長時間のフライトのプロになってしまった。
2019年を迎える今年の年末年始の長い孤独フライトは
具合が悪くなって倒れて床に倒れて酸素マスクしてずっと寝てたけど、
それすら私にとっては成長で、具合悪い申告も堂々とできるようになったなと、、、
昔は具合悪くなっても我慢してたなあ。
今じゃ隣の知らないおじさんに
「具合が悪いのでキャビンアテンダント呼んでください」
というようになった。
キャビンアテンダントって言っちゃうのもなんか慣れている感ある。
キャビンアテンダントって冷静に発音しづらいし、
ちっちゃいヤだって濁点だって二つもついているのに、
超具悪い中でも知らないおじさんに言えるのだから、結構レベルが高まって来た。
現在フライト中にぽちぽち。
孤独フライトの時はいつも、
高校生だった18歳の冬に1人で初めて海外に行った日のことを思い出す。
11月の大学の合格が発表された後の2ヶ月の間、
いとこが住むカナダに行きたいと先生に懇願した。
英語だけ勉強しろと言われていた私は
「英語を勉強した方がいいならカナダに行かせてください」
って目をキラキラさせて懇談した。
先生や親だけではない。周りの大人にも
「10代のうちに1人で外国に行くチャレンジがしたいんです!私にとっての10代は今しかないんです!!この若い体があるうちに体で感じたいんです!」
とか会う大人になぜか言ってたな~。アホや。
こんな若造がベーベーこんなこと言うんだから、
人生の先輩である大人たちは許しや餞別を下さりました。
4年経った今改めてお礼申し上げます。
にしてもワクワクした。アジアの外にでたことなんかなかった。
1人でのる飛行機。
ワクワクした。
機内で選んだ食事飲み物。
周りから聞こえるなんかカッコいい英語。
くううううううこれよこれってワクワクした。
人類はアメリカ大陸に存在しているのだろうか?
ハンバーガーって大きいのかな~?
アメリカとカナダって一緒でしょって本気で思っていた笑
あの時のフライトで考えていたことを毎回1人の長期フライトの時、蘇ってくる。
あの時は気づかなかったけど、あの瞬間があったから今がある。
もう真っ白にワクワクしてた自分はいなくなっちゃったけど、新しい自分がいる。
いや昔の自分を思い出として心に生かしておけば共存できるのかもしれない。
なんてよくわからないことまで考えちゃうわけで、
まあ何が言いたいかって思い出を思い出す時間って大事にしたい。
初心に帰るというか、なんというかね、、、、
忙しい毎日の中で特別な何かや幸せな何かが当たり前じゃないって気づける方法だなあと。
さあ、もう眠くなってきたから寝るとする。おやすみ。